グリーン水素技術scalum®
Impact Technology of the year 2024を受賞

2024年9月3日

 

アルカリ水電解(AWE)は、グリーン水素製造において重要な技術であり、化石燃料依存から脱却し、持続可能なエネルギーミックスを実現するための鍵となります。ティッセンクルップ・ニューセラはこのAWE技術において、この度「Impact Technology of the Year 2024」カテゴリーでHydrogen Impact Investment Awardを受賞いたしました。このカテゴリーでの受賞は2年連続となります。

 

「重工業の脱炭素化と世界的な気候目標の達成には、グリーン水素が必要です。AWEはギガワット規模のグリーン水素製造に最適な技術であり、お客様にお使いいただける技術を提供する準備ができています。これにより、当社はエネルギー効率の高い経済へ大きく貢献します。この賞の受賞により、私たちの技術に大きな可能性があることが、より広く周知されたといえます。」thyssenkrupp nucera、CEO、Dr. Werner Ponikwar

 

Hydrogen Impact Investment Awardsは、2022年から「Investing in Green Hydrogen」サミットの一環として授与されており、水素サプライチェーンにおけるビジネス戦略、革新、プロジェクトの観点から企業や個人を表彰しています。環境に対するコミットメントおよび社会的責任も審査基準に含まれています。

 

審査員は、発電や電解分野に精通した水素業界の専門家や業界団体の代表者により構成されています。「ティッセンクルップ・ニューセラは、電解槽における革新的な技術とそのグリーン水素製造・利用推進に対する影響により、この分野のリーダーとして卓越した立場を確保しています。同社の事業は、水素技術の発展推進に大きな可能性を秘めています。scalum®は、持続可能な炭素中立のエネルギーシステムの移行において、重要な役割を果たす準備を整えている電解槽です。」Hydrogen Impact investment審査員

 

ティッセンクルップ・ニューセラは昨年、アルカリ水電解による20MWのモジュールを「scalum®」と命名しました。scalum®の各ユニットには約300の高効率な電解セルが搭載されています。20 MWモジュールは、スウェーデンのH2 Green Steelが保有する大規模グリーンスチールプラント(700 MW超)の開発などで使用されています。

 

「scalum®は、AWE技術の要であり、そのモジュール性と拡張性が、大規模なグリーン水素製造の鍵となります。本受賞をさらなる励みとし、これからもscalum®の開発を野心的かつ継続的に進めてまいります。」thyssenkrupp nucea、グリーン水素部門責任者、Christoph Noeres

Dr. Marcel Kleifeld

Senior External Communications Manager
Phone: +49 231 229 724 347
E-Mail: marcel.kleifeld@thyssenkrupp-nucera.com

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