中国SEEC社向けに最新のe-BiTAC v7電解槽を納入したクロール・アルカリ工場が商業運転を開始
2024年11月4日
ティッセンクルップ・ニューセラは、Fujian Southeast Electrochemical Co., LTD.(SEEC)が中国、福建省に保有するクロール・アルカリ工場に最新世代の食塩電解槽「e-BiTAC v7」を納入し、この度商業運転を開始いたしました。苛性ソーダの製造規模は、年産30万トンです。第4フェーズとなる本プロジェクトは下流分野への製品展開の拡大に寄与します。
ティッセンクルップ・ニューセラは、過去13年間にわたるSEEC社との協力関係の下、4件のプロジェクトを遂行してきました。苛性ソーダ製造プラントの総生産能力は年産102万トンにおよびます。SEEC社は、ティッセンクルップ・ニューセラの革新的な食塩電解槽BiTACシリーズに継続的な信頼を寄せており、これまでにn-BiTAC、nx-BiTAC plus、e-BiTAC v7(2回)を導入してきました。さらに両社は、SEEC社の工場がBiTACシリーズ電解槽の継続的な技術改善のための「戦略的、協力的な実証拠点」として機能することに合意しています。
「SEEC社との長年にわたる協力関係は、高度なレベルでの相互尊重によるものです。本プロジェクトが次のフェーズに到達し、福建の工場がBiTACシリーズの「戦略的、協力的な実証拠点」として指定されたことは、我々の協力の重要性、並びにこの工場が当社技術の発展においてショーケースとなり、重要な役割を果たすことを示すものと確信しております。」thyssenkrupp nucera China、CEO、張 景翔
「ティッセンクルップ・ニューセラが提供する電解槽は、実証済みの性能、低消費電力、シンプルかつ安定した運転、費用対効果の高い設計により、当社が求める大規模かつフルロード運転の要件を満たしています。ティッセンクルップ・ニューセラの確かな技術力が、当社との長期的な協力関係を築く基盤となっています。」SEEC社
2023年にティッセンクルップ・ニューセラは、SEEC社より「優れたサプライヤー」として表彰されました。
SEEC社(旧社名:Fuzhou No.2 Chemical Company)は、中国のクロール・アルカリ業界における主要企業の1社であり、福建省におけるクロール・アルカリの大規模な製造拠点です。同社は苛性ソーダ、ポリ塩化ビニル、液体塩素などの化学製品の製造および販売を行っています。
Dr. Marcel Kleifeld
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